SAD BUT TRUE

この日は、朝7:30に起きて、
顔を洗って、昨夜湯船にはったお湯を抜いて、
カーテンを開けた。
外は気持ちイイ程に晴れ渡っていて、
海には海水浴客が来て混雑する前に
早速サーフィンをしているヤツらが騒いでいる。
まだ、疲れているけど、
この気持ち良さを楽しまないとと思い、
相方を起こした。
相方もまだまだ眠そうだった。
いくら常夏のハワイとはいえ、朝晩は涼しい。
人によっては肌寒く感じるかもしれないし、
山の上の方は寒いと聞いたことがある。


二人とも着替えて、
朝飯のクーポン券片手に一階へ。


指定されていたレストランに行くと、カウンターには、
超ド級の巨デブの兄さんが、
「ALOHA!!」と汗をかきながらお出迎え。
「着いて来て」って言われたけど、途中で
ボードを持ってテーブル管理をしているオバサンに変わる。


通されたテーブルに着くと、担当の他のオバサンが来て、
やっぱりアメリカ。フルーツ系のジュースと、
コーヒー、紅茶もしくは日本茶を選ばされる。
二人ともオレンジジュースを、
相方はコーヒー、俺は緑茶を。
「昨日さぁ、彼が自販機で緑茶買ったら、
本当の緑茶じゃなくて甘くてオレンジの味が強かったよ」
なんてちょっとした愚痴をこぼした。
オバサンは
「あら、そう。ココのはヤマヤマってトコのお茶よ」
で、カスタムのオムレツを焼いて貰って、
カリっカリのベーコンとソーセージと、
ピラフ的なモノを皿に乗せてテーブルに戻ると、
早速オレンジジュースがグラスに注がれていた。
温かい飲み物は席に着いたら持ってきた。
オバサンは
「ハイ、コレ。ヤマヤマのお茶。あら、カリフォルニア産ね(笑)」
良く見ると「YAMAMOTOYAMA」
そうなんDEATH　山本山なんDEATH
太字のトコだけ見てヤマヤマって読んでたのDEATH
オバサンが「味は大丈夫?」
「うん!　この山本山って有名なんだよ」
「そうだったのね!　食事楽しんでw」って。
俺にしては珍しくちょっと和やかに朝の時間を過ごしてしまった(笑)
味はL.A.のソレのような容赦ない塩辛さはなく、
日本人向けに作られていた。
ビュッフェ（英語発音はバッフェ）の片隅には、
納豆まで置いてある日本食コーナーがあるくらいだから。


この島に、日本人観光客が来なくなったら、
あっと言う間に死んでしまうんだろうね。


腹もいっぱいになったし、
まだ眠くて疲れていたから、
部屋に戻って二人とも10:30まで寝た。
起きてベランダに出ると日差しがジリジリと差し込む。
今日は、ホテルのプールで日焼けしよう!!
二人とも競パンの上にサーフパンツを穿いて、
タオルと引き換えるカードを持って降りて行った。
このカードを無くすと、チェックアウト時に15ドルずつ払わされる。
言わば、タオル代なのだ。


はい、プール着!!
うわぁ、サングラスないと流石に眩しい!!
痛いくらいに目に来る☆o☆
カードと引き換えにタオルと
利用客の証の「紙のリストバンド」を渡される。
プール傍のベンチに座って渡りを見渡す。
競パンというか、こっちでいうbikiniは誰もいない…
ちょっと恥ずかしいけど、タンクトップとサーフパンツを脱いで、
日焼けオイルを塗って寝ころんだ。
『はぁ?別に客だし、誰が何穿こうが関係なくね?』
って気持ちを切り替えて、ココからは堂々としておいた。
逆に見せつける的な気持ちで。と言っても、
特別チンポがデカイ訳ではないし、仕上がってないカラダだから、
見せつけるモノでもないんだけどね。苦笑


表向きで焼いて、伏せて焼いて、
暑い…アツい…　とにかく暑い。おもっくそ暑い…
途中で喉乾いたって話になって、スムージーを頼んだ。
軽く三分の二程度飲んでテーブルに置いて、また、
転寝していたら、急に俺の脇腹に氷のような冷たさが走って目が覚めた。
相方がテーブルの脚に引っかかったバッグのストラップを外そうと、
スムージーを載せたまま傾けたから、ひっくり返った。
俺は、マジでキレそうになったが
軽くムっとしただけにしておいた。


ちょっとイライラしながら
相方を見ると起き上がってプールを眺めていた。
俺はまた寝そべってしまったけど、
また暑さで目が覚めて、プールに入った。
水恐怖症の俺だけど、プールは範囲が決まっているから、
全然大丈夫v（^-^）v
プールの水が火照ったカラダを冷やしてくれて
心地良いことこの上ないww
プールの水は、少ししょっぱい。
小さいスライダーもあったけど、俺は滑らなかった。
コンタクトレンズが外れたらイヤだから。
プールでの景色は、それなりに良かった。
日本人の若ポニョと、白人デブカップル（らしき二人）が
可愛かった。　ガン見はしなかったよ。
あくまでチラ見程度ね
最後にジャグジーに入ってこの日の
日焼け時間は約3時間。


部屋に戻って水着を脱いで
鏡を見るとたった三時間でもかなり焼けている。
しっかり競パン跡も付いている。　ｷｬｰ　ホモ苦しい!!
でも、サーフパンツとかの長い焼き跡よりはマシだ。
一日目と言うこともあって、だいぶ焼き斑ができていたのが
自分でも見ていて恥ずかしい。


着替えて、相方は初めてだし、
俺もどう変わってるのか見たかったから、
市内観光トローリーに乗ることにした。


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