最近よくドMとかドSってテレビ等で聞く。
私ドMなんです。とか
コイツ、ドSなんスよ
などと軽々しく言う。
M=マゾ=痛いのが好き
もしくは 何をされても受け入れる
S=サド=傷めつけるのが好き
と思ってそう発言するのだろうけど、絶対的にそうとは言えないハズ。
本当は「ホンの少しだけそういう部分がある」というだけのことなんだろう。
SとMの関係は実は逆なんだと思う。
肉体的な快楽はそうだろうけど、Mが絶対的な服従に逆らえない存在だとしたなら、
Sがある一線を越えてしまった時、殺されてしまっても仕方が無いのだろうか。
(それを望むMもいるだろうが・・・)
これは大きな括りで言うなら、人間関係や社会図と同じだとも言える。
上司の指示に従う部下。
先生の指示に従う生徒。
政府と国民などシチュエーションは様々。
社会で一線を越えてしまったならそれは犯罪として裁かれる。
(勿論、SがMを殺してしまっても。)
Mが本気で痛がらない、嫌がらない程度に様子を見ながらSは調教しなければならない。
言うなれば、SがMに奉仕している状態だ。
S=SLAVE=奴隷
M=MASTER=主人
なのだ。
Mの妄想はSが思う以上にSなのだろう。想像を超える虐めの数々だろうと。
先に記したとおり
支配と隷属は、何も肉体関係だけに言えることではない。
他人からは一見奇妙な行為に見えても、二人には大切な行為と言えるモノもある。
それは互いにしかわからない特別な関係からなる行為だろう。