SAD BUT TRUE

昨夜、生きる屍が神となり
重低音を轟かせ
新木場STUDIO　COASTに降臨した。





神の降臨…
聞くところによると
本人はあまりヤル気がなかったらしい。
今週末のLOUD　PARKに参加するついでに
無理矢理ぶっこんだLIVEで、
客の入り様は
最終的には2000人いかなかったかも知れない。
だから、
俺は呼ばれたのだろう。
サクラか!!


いつもなら二階席も開けて座れるようになっているが、
関係者のみという体で暗幕で閉ざされていた。
一階フロアも、ステージと合わせた広さに遮られていた。
それでも、開場時間を30分過ぎても疎ら、
というよりスッカスカ…
一段上がった通路にイスとテーブルが置いてある。
普段ならアリエナイことだ。
開演時間が近づくにつれやっと埋まったかなというくらい。


定刻通り始まるというのは、
洋楽LIVEでは異例すぎる。
ギター側のローディーがPAスタッフに
懐中電灯を二回光らせ合図を送り
暗転する。


ZOMBIE自身の集大成ともいうべき構成。
なにしろ、25周年なのだから。




客の数は少ないが、
それゆえにコアなファンしか来ていないのだから、
盛り上がらない訳がない!!




ZOMBIEの永遠のテーマ、
「B級ホラー映画」がスクリーンに映し出され
その中で繰り広げられる
彼自身もソコから出てきたかのようだ。
一気にSTUDIO　COASTが
GRINDHOUSEに変わった瞬間だ。
※映画でもないし、METALイヴェントでもないよ。

LIVEの内容は、
新旧織り交ぜたHIT曲の応酬と、
ドラムソロやら、
ギターのJohn5のソロ。
その上、METALLICAの代表曲
「ENTER　SANDMAN」と
VAN　HALENのギターイントロ・カヴァー。
客層も30～40代ということもあって、
ドンズバな曲選。　ｼﾞｭﾝ　ｼﾞｭﾜｰ


カヴァーは、John5の案だと思う。
彼はマンソン在籍中は
あくまでマンソンのバックバンドの一人でしかなく、
ソロをヤラセて貰えるほどの自由は全く無かった。
有り余る才能と技術を披露できないまま腐って逝くよりは、
ROB　ZOMBIEと共に作り上げたバンドで
ZOMBIEと共にお立ち台に上がり、
共に歩み、
思いのままにステージを所狭しと動き回り、
ギター指板も縦横無尽に彼の指が動き回る方が、
一桁違う客数の前でPLAYしていた時より、
数倍、輝いて見えた。
もしJohn5がマンソンに戻れと言われたら、
カネの為に戻るだろう。
だから、今でもあんな格好でいるのだろう。
マンソン本人はもう進化を遂げているのに…


コレがJohn5



97年のマンソン



最新のマンソン



なぜココまでマリリン　マンソンについて
話し倒すかというと、
来週の22日のLIVEに行くからww
マンソンが注目され始めた頃、
ZOMBIEが
「ああいった感じのバンドが
もっと出てきたら嬉しい」と発言していた。
それは日本で「V系」という
一つのカタチで発展していったのは、
METAL好きではないヲカマ達でもわかることだ。



ZOMBIEは、途中のMCが煩わしく思ったのか、
最初に比べると段々と早口になっていった。
一人の客に
「はぇえよ!!」とどやされるほどだった。


最後の曲は
次にリリースされる
「HELL　BILLY　DELUXE　2」から
新曲で幕を閉じた。



終わり方が、
「JAPAN!　BYE　BYE」て…
本日16日は
大阪 なんばHATCHでLIVEあるし、　
日曜は幕張メッセで
LOUD　PARKもあるでしょ!!


とは、神に向かって言えない。